今度の未来世紀ジパングで取り上げられるのはお茶。
今、アメリカでは抹茶ブームを迎えているという。
そういえば日本もいつの間にか抹茶の製品があふれるようになった。
例えば
など、抹茶ファンは多い。
その抹茶がアメリカで受け入れられるようになったのは、1993年に発売された抹茶アイスがきっかけだったという。
そのきっかけを作ったのが「前田園」の代表取締役社長の前田拓氏だ。
いったいどのような人物なのか調べてみることにした。
前田拓プロフィール
1956年、長崎市生まれ。
学歴:慶応大学卒業、東テキサス州立大学留学。
経歴:1984年3月 単身渡米し、起業。全米に日本茶の販売網を確立
1989年 LAで海外初の日本茶専門店を開店
1996年 抹茶アイスクリームの自社製造を始める
2000年 LAに世界初の日本茶カフェ「Green Tea Terrace」をオープン
単身渡米したのは28歳の時。
あの坂本龍馬の脱藩にあやかったというから驚きだ。
ちなみに実家の前田園とは長崎にあるお茶の老舗。
前田氏がお茶を販売しようとしていたころ、ちょうどアメリカは日本ブーム。
日本レストランが増え、日本茶も知られるようになっていた。
アメリカ人にお茶を知ってもらうために目を付けたのがアイスクリーム。
アメリカ人というとこうやってガンガンアイスを食べる。
この味がアメリカに受けた。
その後、自社工場を建て、徹底的に質にこだわった。
その結果、レストランで取り扱ってもらえるようになったという。
アメリカでの販売が広がると、ほかの国からも問い合わせが殺到。
アメリカで長年親しまれてきた前田園のグリーンティーアイスクリームはグローバルに愛されると確信し、乳製品生産国・オーストラリアの豊富で美味しいミルクで当社商品を作ろう
とオーストラリアにも進出。
ほかのフレーバーも開発し、出店している。
現在では多くの人に受け入れられているという。
まとめ
たしかオバマ大統領が来日した時のデザートが抹茶アイス。
晩さん会が終わると、オバマ大統領は両陛下にこう伝えたという。
「すばらしい一晩をありがとうございました。特に抹茶アイス、ありがとうございました」
おそらくアメリカでも食べたことがあるに違いない。