今度のカンブリア宮殿では小西美術工藝社長 デービッド・アトキンソンが出演するという。

最初タイトルを見た時「小西美術工藝社」と「社長 デービッド・アトキンソン」の文字に違和感を感じた。

ちょっと調べてみると、小西美術工藝社というのは小西美術工藝社は国宝や重要文化財の補修を手がける、370年の歴史を持つ会社だという。

そこの伝統的な会社の社長がなぜ、外国人なのだろうか。

調べてみることにした。

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デービッド・アトキンソン プロフィール

1965年英国生まれ。

オックスフォード大学日本学専攻。

アンダーセン・コンサルティング、ソロモン・ブラザーズを経て、1992年にゴールドマン・サックス入社、アナリストとして活躍。

2007年退社

2009年 小西美術工藝社入社

2011年 同社会長兼社長に就任。

ゴールドマンサックスといえば、世界最大の投資銀行で、株、債権、通貨などの他に、プライベート・バンキングなどを提供するアメリカの会社である。

そこのアナリストといえば年収も一億円前後だという。

大学では日本学を学び、茶道では裏千家に入門、茶名「宗真」を拝受されるほど日本に精通している彼が、今度は日本の伝統的な会社で日本の文化財を守ろうとしている。

 

小西美術工藝社とは

小西美術工藝社は文化財などの修理、施工を行っている。

漆塗、彩色、金具、金箔押等、装飾技術を合わせ持つ唯一の会社だそうだ。

HPを見てみると相当数の重要文化財の修理を実施している。

●国指定国宝・重要文化財修理施工実績

文化財

北面より全体を臨む

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隅木下龍彫刻

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デービッド・アトキンソンの提言とは

デービッド・アトキンソン氏は数々のインタビューで日本の文化財の公開のあり方に異議を唱えている。

要約すれば、日本の文化財は、単なる保存しているに過ぎず、その背景にある歴史的なドラマを積極的に公開しようとしてこなかった。

その結果、文化財が見る者にとってわかりにくいため、満足度が低く、そうした遺産への誇りを持つことができず、修繕費などに当てるための拝観料などを得ることができないという。

さらに、文化財に当てる国の予算も少ないことや、文化財の指定の仕方にも問題があるという。

観光立国を目指している日本。

その中心となるべき都市は京都だが、その京都ですら国際観光都市として、このままでは世界の中で生き残れないと感じている。

その理由は観光客一人あたりの消費額。

その額は平均13000円程度だという。

彼いわく「観光資源の質と量を考えると、これだけの価値であるはずがない。」と断言する。

このままでは文化財を維持するのは難しい。

観光客が満足するよう観光施設をしっかりと整備し、それに見合った拝観料や入場料をしっかりといただく。

それを修復費や管理費に回す。

そうすることで保存と公開を両立することが可能だと言い切る。

 

 

まとめ

日本の将来をしっかりと考えてくれている外国人の人がいる。

たしかに現状を維持していくだけではいつかは滅びる。

外国人であり、日本文化に精通したデービッド・アトキンソン氏だからこそ大胆な発想ができるのかもしれない。

それに引き換え、あちこちの神社仏閣にわけのわからん液体をかけている人物がいるが…。

どうかさっさと罰が当たりますように。